前回,前々回のブログの続き。シリーズ最終回です。
前の2回のブログで,ポジティブ心理学とポジティブシンキングとの違いは,「科学的証拠の有無」と「ネガティビティの捉え方」と記しました。
今回は,ポジティブ心理学的なものの考え方とそうでない考え方を説明します。
ポジティブ心理学的な考え方
ポジティブ心理学的な考え方とは,以下のようなものの考え方と思います。
1.ネガティブな部分(感情)を認識しつつ,それを抑えながらポジティブな部分(感情)を増やそうとする。
2.弱みを認識しながら,弱みの克服よりも自己の強みを認識し,活用することを考える。
3.リスクをしっかり認識しながら,物事を楽観的にとらえる(健全な楽観主義)。
では,ポジティブ心理学的なようで,実はそうでないものの考え方とはどういうものでしょうか?
似ているがポジティブ心理学的でない考え方
ポジティブ心理学的なようで,実はそうでないものの考え方とは,以下のようなものの考え方と思います。
1.ポジティブな部分(感情)だけを見て,ネガティブな部分(感情)を無視する。
2.弱みを認識せず,強みばかりを気にする。
3.リスクを気にせず,やみくもに楽観的に物事をとらえる(無謀な楽観主義)。
以上,3回にわたってポジティブ心理学とポジティブシンキングの違いをまとめてみました。次回以降は,少しやわらかいブログに戻します。