7月18日~20日の3日間,ポジティブ心理学会のインディ・ジョーンズこと,ロバート・ビスワス・ディナー博士が講師をされた「ポジティブ心理学コーチング課程」のワークショップに参加しました。非常に濃密で有意義なワークショップで,ますますポジティブ心理学にのめりこんでしまいそうな,充実した3日間でした。
2日目の午後,強み発見アセスメントの1つである,「Realise2」の結果をアジェンダにしたコーチングをロバートから受けました。貴重な体験でしたね。
Realise2の結果,私には,7つの活用している強みがあったのですが,その中の1つがどうにも腑に落ちない,よくわからないものがあって,それを取り上げてのセッションもありました。
その強みがレガシーです。
レガシーについて,診断結果には次のように説明されています。
「あなたは次世代のことを真剣に考え、長く受け継がれるような遺産(レガシー)を築きたいと思っています。変化を起こすような、そして周囲によい影響をもたらすような遺産を築くために、努力することが大好きなのです。自分が大切にしていることが、自分が亡き後も継承されて、よい影響を及ぼし続けていくことが、あなたにとってはとても大切なことなのです。」
『自分のミッションやビジョンが実現できるように精一杯頑張っているけど,自分が死んだあとのことまではさすがに考えていなかった。それが強みとも認識していなかった』と話すと,ロバートは,深くえぐるような質問をいくつかしたのち,
『あなたは,今日の午前のセッションのときから,素晴らしいミッションをもっていらっしゃる。私もインスパイアされるほど。そのような素晴らしいミッションを後世にまで残したいと感じている気持ちがこの診断結果に表れているのではないですか?』と,内面をすべて見透かされたような,どでかい澄んだ目で射すくめられ,言葉を交わされると,自分には,レガシーという強みがあると納得しました。
自分のミッションは,「レジリエンスの強い人々,ポジティビティ溢れる繁栄型組織を育て,双方の持続的成長にコミットする」こと。そして「数多くの幸福な人々と組織を創る」こと。これらのミッションが後世まで継続するよう邁進していこうと改めてコミットしたひとときでした。また,レガシーを築きたいという気持ちこそが自分の強みなんだと認識した瞬間でもありました。
そうだよな。せっかくたった1回だけの人生を生きているんだから,何か後世に役立つ足跡を残さなきゃ。
それにしてもロバート恐るべし。いや,本当に素晴らしいポジティブ心理学者であり,ポジティブ心理学コーチ。最大の敬意を表します。