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2015.10.3

糖質制限ダイエットとレジリエンスとの危険な関係‐過ぎると感情調節能力が激減する!?

ここ1週間前から,夕飯は糖質を完全にオフにしたいわゆる糖質制限ダイエットをしています。8月末から増加した体重がなかなか戻らないのと,複数の知人友人が行っているのを知っていたので,興味本位でつい始めたのでした。

効果はてきめんで,1~2kgはすぐに減少しましたね。もともとご飯ものやビールなどアルコール全般が好きなので,効きやすい体質だったのでしょうか?

ダイエット効果は高かったのですが,副作用も強かったですね。

今週はデスクワークが中心で,今月から集客戦略の方向性を変えようとマーケティング用のコンテンツを根詰めて作成していたところ,感情のコントロールが難しくなり,わけのわからない不安感が襲ってきたり,得体のしれない憤懣が湧いてきたりしました。

これは男の更年期障害なのか…? うつ病なのか?

多分,糖質制限ダイエットのせいではないかと判断しました。デスクワークで集中して脳を活用していると,エネルギー不足で集中力がなくなり,イライラが募る話がありますものね。

私たちの体内で消費されるエネルギーは,ATP(アデノシン三リン酸)が分解されて放出されます。それゆえにATPは「生体内のエネルギー通貨」なんて呼ばれていますね。私たちは,自力で通貨を発行できるんですね。通貨発行権のないギリシャとは大違い。

余談はさておき,体内のATPは糖質が細胞内で分解(細胞内呼吸)されて合成されます。合成されたATPはATPアーゼと呼ばれる分解酵素によって分解されて生体エネルギーが放出されます。ATPアーゼは,主に細胞膜などの生体膜に局在します。

ATPアーゼが最も多い場所は脳で,脳は全人体の20%のエネルギーを消費します。私たちは,脳を養うために生きているようなものです。

なぜ脳が最もエネルギーを消費するかというと,脳の情報伝達は,電気信号による神経伝達ですが,これには莫大なATPが必要なのです。だから脳を使えば使うほど,エネルギーは消耗し,身体は糖質を必要とします。

プロ棋士は,1日の対局が終わると,運動していないのに3kg体重が減ると言われています。それだけ脳を活発に活動しているのでしょう。朝ご飯を抜くと,午前中,頭ばぼーっとしているのも,デスクワークがいっぱいでイライラしているのも,すべて脳に糖質が不足しているからなのでしょうね。

感情というものは,しょせん脳内の神経を流れる電気信号でつくられるので,糖質が不足すると情報伝達が鈍り,感情コントロールができなくなるのも,理に適っているように思います。

行き過ぎた糖質制限ダイエットは,感情コントロールの敵,レジリエンスの大敵ですね。適度に糖質やポリフェノールを摂取せねば。あっ,ポリフェノールは関係ないか…。

先日,若くして急逝されたワインラバー,川島なお美さんを偲びつつ,川島さんが大好きだったワインの写真を掲載して今回のブログをまとめます。何よりも健康が一番大事だなあと感じさせられた出来事でした。
ロマネコンティ1960

ご冥福をお祈りいたします。

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