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2015.12.13

ジェダイでも思い込みの処理は難しい-スターウォーズとレジリエンス・トレーニング第2回

皆様,こんにちは。

レジリエンス研修講師,ポジティブ心理学コーチの松岡孝敬です。

今回は,「スターウォーズ エピソード2 クローンの攻撃」を題材にして,ブログを更新します。

タイトルは,「ジェダイでも思い込みの処理は難しい」です。

「エピソード2 クローンの攻撃」のストーリーは,ジェダイマスターのオビ=ワン・ケノービのもとで修業を積む才能あふれる若きアナキン・スカイウォーカーの内面の葛藤と苦悩,アミダラとの禁断の愛を描き,銀河共和国が次第に分離主義勢力との戦争に突入する件を描いた映画です。

映画の冒頭から,オビワンとアナキンとの確執が丁寧に描かれており,アナキンは,オビワンを師として尊敬しつつも,「自分のことを正当に評価していない」,「自分を一人前のジェダイにしないのは,オビワンが自分の才能に嫉妬しているからだ。」
といった“思い込み”を抱いているように感じられます。そのような思い込みがあるからこそ,オビワンやジェダイ評議会に対して,不満,憤懣,軽い憎悪,欺瞞といったネガティブ感情をアナキンは抱いています。

マスターヨーダ,マスターウィンドウ,オビ=ワンの三人の会話の中で,「アナキンのずば抜けた才能・技能が彼を傲慢(arrogant)にしている。」というセリフが出てきますが,実際はアナキンが抱くような“思い込み”は役に立たないもので,ジェダイ評議会やオビワンは,彼の傲慢さを今の段階で戒めないといずれ大変なことが起こることに気づいていたのでしょう。フォースの力は素晴らしい!

そのような“思い込み”を把握できず,処理できないまま過ごしていたせいか,アナキンは,おかしな行動を起こしてしまいます。ジェダイ評議会とは異なり自分を高く評価するパルパティーン議長に惹かれていったり,ジェダイに奨励されている“無償の愛”とは異なり特定の人への愛に走ったり…

エピソード2

極めつけは,実母を誘拐し,殺害したタスケンレイダー部族への大虐殺ですね。憎悪というネガティブ感情をコントロールできず,さまざまな思い込みによる憤懣もないまぜになっての暴挙で,あのようなことをするともうジェダイではありません。あの時点で,ダークサイドの萌芽が生じていたのでしょうね。

思い込みの処理は,才能豊かな,極めて強いフォースをもつジェダイでも難しいということでしょうね。いわんやフォースが弱い一般人にとってはなおさらでしょう。ただし,この思い込みの処理を上手くできれば,レジリエンスもフォースも高まります。

思い込みの処理がうまく機能しないことは,「思考停止」につながります。人間は,「思考停止」すると,思い込みを解消するような,わかりやすくてエモーショナルな主義主張を唱える独裁者に惹かれる傾向に陥ります。アナキンがパルパティーンに惹かれていったように…。

まあ,「思考停止」して愛に溺れていくことは,ダークサイドに惹かれるよりは良いと思いますが…。

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