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2016.3.6

コラーゲンに対する認知の再合成?-認知を変えればレジリエンスも高まる

皆様,こんにちは。

レジリエンス研修講師,ポジティブ心理学コーチ松岡孝敬です。

3月に入り,ようやく春めいた季節となりました。

今回のブログは,コラーゲンのお話。コラーゲンに対する思い込みの話題です。

コラーゲンを含む健康飲料や食品は,ますます増えてきていますね。

先日,スーパーに買い物に行くと,コラーゲン入りのノンアルコールビールが

売っていました。

コラーゲン入りビール

ついつい試飲すると,お肌が一気につるつるになってしまいました。

そんなわけないですね(笑)。

コラーゲンは,ご存知の通り,繊維性タンパク質で,真皮や靭帯,腱,骨,

軟骨の構成成分です。

動物の細胞外基質の主成分にもなっています。外側から細胞を支持するタンパク質ですね。

「コラーゲンは人体の重要な構成成分なので,摂取すれば体に良い。」とは,似非情報で,

しょせんタンパク質だからアミノ酸にまで体内で消化されるので,効果はないだろう。

効果があると“思い込み”を持って摂取するので健康に良くなる(気になる),

いわゆる“プラシーボ(偽薬)効果”だろう。

なんて思ってたら,最近の研究では,その常識を覆す結果が出ているという。

コラーゲンは大半は体内でアミノ酸まで消化されますが,

一部はコラーゲンペプチドとして残り,それがシグナルとなって,

繊維芽細胞の分化を促進し,その繊維芽細胞からコラーゲンが合成され,

結果,コラーゲンが増えるとか…。

コラーゲンが効くメカニズムの解明

嘘みたい。でも論文は出てますね。きちっと論文を読まなきゃ検証できませんが,

少なくとも完全なプラシーボではなく,コラーゲンを経口摂取すると,

多少は美肌効果,アンチエイジング効果があるようです。

コラーゲン食品,コラーゲン飲料に対する認知を改め,認知の再合成しなければ…。

いずれにしろ,「コラーゲン食品は美肌に効果がない」と思い込むよりも,

「コラーゲン食品を食べるとお肌ツルツル」とポジティブに思い込む方が,効果はあると

考えられます。そのように認知を変えれば,レジリエンスポジティビティも高まります。

前回ご紹介したケリー・マクゴニガル博士の

スタンフォードのストレスを力に変える教科書」にも載ってました。

「年齢を重ねることをポジティブに捉えている人はネガティブに捉えている人よりも

長生きする」とも書いてありました。

ということは…

「年を重ねることは楽しいけど,コラーゲン飲むと若返る」と思い込んでいる人は,

どんな効果が出るのだろ?長生きしてお肌ツルツルになるんでしょうか?

訳が分からなくなってしまった。

それにしてもコラーゲン入りビール,コラーゲン入りヨーグルトと

コラーゲン食品の増えること増えること。

願わくば,コラーゲン入り赤ワインなんてものは製造しないでほしい。

決してイノベーティブな商品じゃないから。ワインに対する冒涜,

バッカスの神様からバチが当たります。

少し,赤ワインに対する認知バイアス,思い込みが強すぎるでしょうか?

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