皆様、こんにちは。
レジリエンス研修講師、ポジティブ心理学コーチ、リーダーシップ開発コンサルタント、
組織改革コンサルタントの松岡孝敬です。
NHKの朝ドラ、「とと姉ちゃん」、とうとう今週で終了ですね。
あさロスに続き、来週から“ととロス”の日々がしばらく続きます。
ドラマの舞台が戦後の「あなたの暮らし」の雑誌を創刊する頃になったあたりから、
主人公の小橋常子と、名編集長の花山伊佐治という、
2人の対照的なリーダーの言動に非常に注目して見ていました。
社員の意見やアイデアを尊重しつつ、自分のビジョン・目標を掲げ、
そのビジョンを自然に浸透させてリードする小橋常子社長と、
方や、部下の仕事ぶりだけでなく態度・礼節にもとても厳しく、
怒声を浴びせる叱責も厭わず、部下に対する以上に自分に対して、
ストイックに厳しい態度を示してリードする花山伊佐治編集長。
社員に対してきめ細やかな配慮を示しつつ、社員は家族の一員として絶対守ると、
父性的なリーダーシップを発揮する小橋常子さん。
一方、“昭和のお父さん”的な、厳格な父性をもって小橋三姉妹や部下を指導しつつ、
母性を感じさせる、感性豊かな文章や挿絵を描く花山伊佐治社長。
対照的なお二人のリーダーシップは、
早くにお父様を亡くされ、父代わりに姉妹を支えた経験や、
早くにお母様を亡くされ、お母様の苦労を認識していた経験が
影響しているかもしれません。
まあドラマの世界なので…。
小橋常子さんと花山伊佐治さんのリーダーシップ、両極端ですが、共通性もあります。
それは、レジリエンス(逆境力)とオーセンティシティ(真正さ、自分らしさ)です。
お二人のリーダーシップは、典型的なオーセンティックリーダーシップだと思います。
お二人とも、オーセンティックリーダーの要素を備えています。
レジリエンスの強さについては、それぞれ、言語を絶するような戦争時の生活を
乗り越えた経験を持っていますので、それがレジリエンス資源になっているのでしょう。
その共通する体験が、「女性の豊かな暮らしを取り戻す雑誌を創る」という、
ビジョンの共有につながるのでしょうね。
そして、オーセンティシティ(真正さ)については、
それぞれの人生の歩み、旅路が深く影響していることは言うまでもありません。
人生のさまざまな経験を経ることによって、それぞれのリーダーは、
自己の強さや弱さ、価値観・道徳観を認識し、自分の価値観・信念に一貫した行動をとり、
部下・スタッフ・周囲の人々にも先入観をもたずに公平に接することができる。
お二人とも素晴らしいリーダーで、
素晴らしいオーセンティックリーダーシップを発揮しています。
このようなオーセンティックリーダーシップは、誰でも開発・実行することができます。
不肖、私、10月24日(月)に、パソナウィメンズキャリアカレッジ東京校様にて、
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最後は、自分が登壇する公開講座の宣伝でごめんなさい。
花山伊佐治さんに怒られるかも( ノД`)シクシク…