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2015.5.8

馬鹿になれっ!!‐レジリエント吉田羊とスティーブジョブズの共通点

最近,堅苦しい真面目なブログが連続したので,この辺で気軽なブログを1つ。

今夜,バラエティ番組を見ていると,今売り出し中の演技派女優,吉田羊さんの特集をしていました。私も大ファンです。出身が私と一緒(福岡県久留米市)なので親近感を覚えたことと,圧倒的な演技力とミスティな雰囲気にすっかり魅了されてしまいましたね。趣味が世の親父と一緒ですね。

遅咲きながら,ずっと小劇場で演劇を続けていた舞台女優で,コツコツとマネージャーと二人三脚で努力してきて,昨年のドラマ「HERO」で一気にブレイクした,まさにレジリエンス女優,レジリエントですね。

今夜のバラエティで,テレビ局の男性アナウンサーと居酒屋で飲みながら交わした言葉に印象的なものがありました。そのアナウンサーが自分の仕事の悩みを話しだして,バカみたいでしょって言った直後に,吉田羊さんは,

「馬鹿って最高の褒め言葉ですよ。だって,馬鹿になれずにかっこつけて自分をさらけ出せず,自分を見失う人が多いんですもの。もっとバカになれっ!!」

この言葉を聞いて,スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業式での伝説のスピーチを思い出しました。そのとき確か,ジョブズも吉田羊さんと同じようなことを言っていましたね。

「Stay hungry! Stay foolish!」

道を極めたり,ひとつの世界でブレイクスルーしたりする人の価値観には不思議と共通するものがあるなあと痛感した瞬間でした。

翻って,自分は馬鹿になっているかと思うと,最近は妙にくだらない常識にとらわれてきて,stay foolishになりきっていないことを自覚しました。自分の強みである「ユーモアと遊び心」が弱くなってきたのも馬鹿になりきっていないからかもしれません。

明日から昔のように馬鹿にならないと。それが自分のレジリエンス資源なのだから。

それにしても吉田羊さん,今日の番組で,出身だけでなく,酒の飲み方とかカラオケの歌の趣味とか,自分とかなり共通点があることに気づき,嬉しくなりました。久留米という土壌が性格の共通性を生み出すのかな?

2015.4.24

生きてるうちは挑戦せなあきまへん

先日,介護事業会社の社長とお話ししていて,非常に興味深い老婦人の話を伺いました。
その方は,現在90歳ですが,10年前の80歳のとき,パソコンを習い始めたそうです。80歳で今まで習ったこともないパソコンを学び始めるのも凄いですが,習い始めてすぐに2台のPCを壊してダメにしたそうです。でも全く諦めず勉強を辞めないところも凄い。なぜなら新しいことを習い始めるのが大好きだからとのこと。
80歳になるまで,さまざまなことを経験し,何度も「もうあかん」とか,「死にたいわ」とか思うときが会ったけど,その都度,「死んでしもうたら,新しく面白いことができひんわ」と思い直して生きてきたとのお話しでした。何というレジリエンスの強さ。
そのおばあちゃんが,80歳のとき,3台目のPCでパソコンを改めて習い始めようとしたときに,介護事業会社の社長に話した言葉,「生きているうちは挑戦せなあきまへん。」80歳になっても今流行りの“終活”など眼中になく新たな学びに挑戦するおばあちゃんだからこそ重みが出てくる言葉ですね。
そのおばあちゃんは90歳になる今でもご壮健で,社長とPCでメールのやりとりをしているとのこと。さらに嬉しいことに,その社長は,私の基礎セミナーで習った“レジリエンス”が気に入り,メールマガジンで折に触れ,レジリエンスを説明されているとのことでした。レジリエンスの嬉しい連鎖ですね。
90歳のおばあちゃんのレジリエンスの強さを伺うと,レジリエンス講師の仕事が何だか虚しくなりますが,老婦人のレジリエンスに最大の敬意を表し,明日も仕事を頑張っていこうと思う私でした。

2015.4.13

お笑い芸人とレジリエンス

昨日,レジリエンス講師仲間の友人から「世界一受けたい授業」というTV番組にレジリエンスのことを放送すると教えていただいたので,観ました。お笑い芸人のピースの御二人(又吉と綾部)が,ある課題のけん玉を黙々とさせられてレジリエンス度を測るテストをさせられてましたね。結果は二人ともレジリエンスが強いということになりました。やはり生き馬の眼を抜くような,競争の激しい芸能界でそれなりに売れている芸人は,相当レジリエンスが高いのでしょうね。そうでないと生き残れないのでしょう。
レジリエンスを専門に研究されている大学教授は,一流のスポーツアスリートは総じてレジリエンスが強いとおっしゃっていました。浅田真央さんしかり,羽生結弦さんしかり。こうなると,一流になれるかなれないか,競争の激しい芸能界で売れて生き残れるか食いっぱぐれるかの差は,レジリエンスの差にかかっていると言っても過言でないように思います。
これからの成功するビジネスパーソンに必須な要因としてレジリエンスが挙げられるのも納得できますね。社員の人材育成,社員教育,新人研修には,レジリエンス・トレーニングが必須なような気がします。

2015.4.13

葉桜花見

今日は,馴染みのワインバーの面々で花見をしました。桜の花はほとんど散ってほぼ葉桜状態でしたが,楽しかったですね。ワインもプロがつくる酒肴も美味しかったです。
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後半は,沖縄出身の方で,大学で教鞭をとられている方と沖縄の基地問題でディスカッションしました。メディアでは報じられない沖縄の人々の本音が聞けてとても勉強になりました。沖縄の方々は,基本的にレジリエンスの高い方が多いように思います。

2015.3.22

革命家にオプティミストが多い訳-楽観性とレジリエンス・リーダー

先日,大阪でビジネススクール時代の友人と飲んで話していたとき,革命を成し遂げたリーダーの話題が上がりました。その友人は,とある中米の革命を成し遂げたリーダーをリスペクトしているのですが,そのリーダーや,中国,東南アジア,中東で革命を(大国の援助もなく)成功させたリーダーには,ある1つの共通点があるなあと感じました。
その共通点とは,楽観主義(オプティミズム)です。誤解のないように書けば,やみくもな楽観主義ではなく,“健全な楽観主義”でしょうか。過去の革命リーダーは,底抜けな楽観主義者が多いですね。自分の組織が壊滅状態に達しても,決して悲観せず,成功を信じて疑わない。発狂してるんじゃないかと錯覚するほど楽観的です。
楽観性が高いことは強いレジリエンスの構成要素の1つです。過去の革命家がことごとく楽観主義なのも,レジリエンスの強い人が多いからなんでしょうね。
ポジティブ心理学では,成功した人がオプティミスト(楽観主義者)になるのではなく,オプティミストこそが成功すると論じられています。世に言う革命を成功させたリーダーにオプティミストが多いのも,ある意味,真理なのかもしれません。
ただ,革命を成し遂げた楽観的なレジリエンス・リーダーも,長く権力の頂点に座り続けると,いつしか堕落・腐敗し,レジリエンスは弱まり,ポジティビティは低下し,やがて自身も組織も衰退・崩壊の道をたどります。一方で,どんなに権力を保持続けても,決して堕落せず,レジリエンスとポジティビティを高いレベルに保ち続けるリーダーも少ないですが存在します。そのようなリーダーこそ,組織を持続的な繁栄に導く真のリーダーです。私は,レジリエンスの強い人を数多く育成したいと考えていますが,それ以上に,永続的にレジリエンスとポジティビティを高いレベルで持ち続ける真のリーダーも数多く育てたいと思っています。
真のリーダーとは,どのような人物か,このブログでこれから紹介していきたいと思っています。