会社概要

2015.4.9

他者は重要‐レジリエンス資源の再認識

今日は,朝一番に歯の治療に行った後,幼馴染が経営するヘアーサロンへ散髪に行きました。1カ月でかなり伸び,一日の脱毛量も半端なく多いのですがそれ以上に発毛量も多いようで,この年なのに代謝活発で頭髪量が邪魔になるくらい多いみたいです。嬉しいような悲しいような…。
散髪中は,中学時代の思い出話をしたり,同級生の近況を話したり。散髪後は,お互い独立した仕事をもつ立場から,集客の悩みを共有し,マーケティングの話をしたりして過ごしました。そんなような時間を過ごしていると,ポジティブ心理学の大御所,クリストファー・ピーターソン博士のある言葉が浮かびました。
「Other is matter.」(他者は重要である。)
最近,色々なことがあり,レジリエンス資源が消耗していく毎日ですが,友人と話していると,消耗に歯止めがかかり,レジリエンス資源が蓄積されていくのがわかりますね。ポジティビティも高まります。友人は大事なレジリエンス資源だと改めて認識した一日でした。

2015.4.9

大阪3回目のレジリエンス基礎セミナー終了しました。

4月8日(水),大阪での3回目のレジリエンス基礎セミナー,無事終了しました。今日の大阪は寒の戻りで本当に寒く,そのような環境の中,ご多忙のところ,ご参加いただいた方々には感謝感謝です。前回に引き続き,MBAの同期の友人が友情出席され,ありがたく思います。
大阪セミナー20150408

今回のレジリエンス・トレーニングのうちの思い込みを手なづけるワークは受講者の皆様,苦戦されていましたね。私の説明が悪かったのか,もともと難しいワークなので苦戦したのか,感情を認知し,感情を生み出す思い込みを確認することは,やはり難しいですね。
これまでのレジリエンス基礎セミナーで,色々な収穫があり,また課題も浮き彫りになりました。課題が明確になったことも収穫の1つでしょう。今後は,ターゲットの絞り込みやセミナーの展開など,戦略の微修正の必要を感じました。市場のニーズもかなり明確に理解できたように感じ,そういう面では有意義な試みになりました。

2015.4.7

東京3回目のレジリエンス基礎セミナー終了しました。

東京3回目のレジリエンス基礎セミナー,無事終了しました。3月並みの寒の戻りの中,ご来場いただいた皆様,誠にありがとうございました。今回のセミナーは,受講者が少なく,レジリエンスの試される時間となりましたが,そのような中でもご多忙のところ,御来場いただいた方々には感謝感謝です。特に,レジリエンス・トレーニングを同じ時期に学んだ方が急きょ出席され,本当に嬉しかったです。
東京セミナー②20150407

今回はこじんまりとしたセミナーでしたので,参加者の方々の組織内の課題にダイレクトに対応したワークを行うことができました。MBAの講義でよく行われるケーススタディ的なワークができたように思います。課題解決のきっかけ,ヒントが得られたようで,受講いただいた方々からも好評でした。自分でも勉強になりました。
東京セミナー①20150407

セミナーの内容は喜ばれて好評なので,その点は嬉しく満足しているのですが,なかなか結果に結び付かないのがもどかしいですね。しばらくはレジリエンスの試される雌伏の時期に耐えることになりそうです。ですが,私は,心が折れずに頑張ります。レジリエンスを教える講師だからです。

2015.4.5

ストレングスカードの強み

4月4日,広島のコーチング仲間が集う勉強会にて,時間を割いていただき,ポジティブ心理学とレジリエンスのミニ講義をさせていただきました。講義という形で学んだことをアウトプットすると,自分にとっても勉強になり,今後のセミナーのリハーサルにもなりますね。熱心に講義を聞いていただいた方々,講義の機会を与えてくださった友人には本当に感謝感謝です。思いのほか,好評だったのでこちらも嬉しくなりました。
コーチング勉強会1

その講義では,レジリエンス・トレーニングの一部,「自分の強みの認識と活用」を体験していただくため,ストレングスカードを用いたワークを行いました。強みが書かれた50枚のカード(ストレングスカード)から自分の強みを選んだり,他者から自分では気付かなかった強みを指摘していただいたり,その強みをどのように仕事に生かすかをシェアしたりするワークなのですが,これがけっこう盛り上がりましたね。自分の強みを意識したり,他人から自分の強みを教えてもらったりするだけで,不思議と強さが増すような気分になりますね。それだけでポジティブ感情が高まり,レジリエンスが強くなったような気分がします。それがストレングスカードの強みなのかもしれません。
コーチング勉強会3

ストレングスカードの強みを認識したので,今後のレジリエンス・トレーニングではそれを踏まえてワークを改良しようかと思いました。収穫のあった有意義なミニ講義でした。

2015.4.3

協調性のない人の対処法‐レジリエンス・トレーニングの効能②

前回のブログのつながりで,今回は,「協調性のない人」への対処法をとりとめもなく書こうかと思います。これも,セミナーのアンケートで「協調性のない人はどのように協調的になるのでしょうか」という意見をいただいたので,少し気になったのです。意見を書いた人は,部下にいわゆる“協調性のない”人がいるのか,あるいは上司・同僚に“協調性のない”人がいるのかのどちらかだろうと思います。人材育成,社員教育って本当に難しいですね。

ふつう,協調性のない人といわれる人ってどんな人なんでしょうか?私自身が協調性のないからか(前職ではよく上司や先輩に言われました),あるいは,ことさら他人に協調性(同調性)を求めないからなのか,協調性のない人の特徴って,よくわからないのです(それはお前のような奴のことだと言われればそれまでですが,いわゆる無知の知,いや無知の無知か?)。
そこでネットで協調性のない人の特徴を調べてみました。協調性のない振る舞いとは,1.すぐ断る。2.我慢しない。3.助けない。4.人目を気にしない。5.会話を断ち切る。だそうです。5つの振る舞いのうち,3.の助けないは最低最悪,5.の会話を断ち切るも行動としては好ましくない,4.の人目を気にしないも日本的な礼節に欠け,好感が持てないですね。ですので,3~5の振る舞いが協調性のないとは深く理解できます。ですが,1.のすぐ断ると2.の我慢しないの振る舞いがなぜ協調性のない振る舞いになるか,理解不能です。

日本人は,他の民族に比べて社会的証明(social proof)に影響を受けやすいというか,周囲と異なる振る舞いをしてしまうと奇異に感じ,忌避感,違和感を感じるようですね。挙句,「こいつは協調性がない」というレッテルを条件反射的に考えもなく貼ってしまう。周囲との同調を求めすぎると,没個性につながる危険もあり,独創性や多様性がそがれる負の側面もあるのですけどね。
5つの協調性のない振る舞いの共通点を挙げれば,「空気が読めない」,「空気を読まない」でしょうか。その逆である「空気が読める」は,「周囲に気配りができる」と言い換えることができ,総じて「思いやりがあって視野が広い」ということなのでしょう。レジリエンス・トレーニングをつめば,状況を正確に把握できる視野の広さが身につき,ポジティビティを高められるので思いやりも身につきます。

協調性の意味を改めて調べると,「異なった環境や立場に存する複数の者が互いに助け合ったり譲り合ったりしながら同じ目標に向かって任務を遂行する素質」(Wikipedia)だそうです。本来の意味からすれば,「意味もなく周囲に合わせること」が協調性の意味でないことはわかりますね。論理的合理的な理由があれば,「すぐ断ったり」,あるいは「我慢しなかったり」することは必ずしも「協調性のない」とは言えないと思います。

ポジティビティを高めれば,利他心が養われますので,本来の意味での協調性である,「異なった環境や立場に存する複数の者が互いに助け合ったり譲り合ったりしながら同じ目標に向かって任務を遂行する」振る舞いが身につきます。これもレジリエンス・トレーニングで習得できます。いわゆる「協調性のない」といわれる私が身についたのだから間違いないでしょう。