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2016.1.16

コーチングの新結合(イノベーション)-ダイバーシティがイノベーションとレジリエンスを生む

皆様,こんにちは。

レジリエンス研修講師,ポジティブ心理学コーチの松岡孝敬です。

新年初めてのブログでございます。遅ればせながら,本年もよろしくお願い申し上げます。

今日は午後から,コーチング仲間と勉強会を行いました。

コーチング未経験者,初心者も参加されているため,前半はコーチングの基礎として,

基本スキルとその理論的裏付けについて,私がレクチャーを行いました。

中国コーチング勉強会20160116

この勉強会,「中国コーチング勉強会」と名付けられていますが,

参加者各々ベースとなるスキルが多様で,

PHP認定のコーチ資格保有者,

NLPトレーナー(ジョン・グリンダーからも指導を受けた本格派),

マインドブロックバスターインストラクター,

そして私,レジリエンストレーナー&ポジティブ心理学コーチ。

「中国コーチング勉強会」のミッションの1つに,独創的な中国コーチングスタイルを

創造するというものがあるのですが,これだけリソースが豊富で,

多様性が高いとイノベーティブなコーチングスタイルが創れると確信しました。

イノベーションを名づけたシュンペーターは,イノベーションを「新結合」

と表現しましたが,まさに,今日のコーチング勉強会は,

コーチングの新結合(イノベーション)でしたね。

ダイバーシティと発想の転換こそがイノベーションを生み,

レジリエンスを強化すると思います。

今年もワクワクとした楽しい時間を過ごすことができそうです。

2015.10.31

パフュームと人気セミナー講師との共通点-おじぎと感謝とレジリエンス

皆様,おはようございます。

レジリエンス研修講師,ポジティブ心理学コーチの松岡孝敬です。

先日のアメトークを観ましたか? 「パフューム芸人」。

パフューム芸人

パフュームの活躍は素晴らしいですね。日本にとどまらず,海外でもあんなに活躍しているとは。まさに広島の星ですね。

小さい頃,広島本通りでお母さんとビラ配りしていたなんて。今の活躍ぶりからは想像もつかないですね。

番組で流れたライブを観ていて印象に残ったのが,観客へのおじぎの長さと深さ。

何と40秒もお客様におじぎをしていました。素晴らしい。下積みが長く,デビュー当初からもがき苦労したからこそ,支えてくれるお客様やスタッフへの絶えない感謝の気持ちが,あのおじぎに表れているのだろうと推察します。

パフュームのおじぎを観て,とある人気(超がつく)セミナー講師のセミナーを思い出しました。

「坂田公太郎」さんというセミナー講師です。爆発的モチベーターとして活躍されており,人気セミナー講師を養成する講座も主催されています。

下の写真の右の方が坂田公太郎さんです。

坂田公太郎さんと

坂田さんも,セミナーのスタートは,長い時間,おじぎをされます。

最初は,受講者の気を引き付けるためのパフォーマンスかなっと穿って観ていたのですが(坂田さん,どうもすみません),坂田さんの過去の苦労や逆境,試練を乗り越えたエピソードを伺うと,決してパフォーマンスのような軽いものではないことがわかります。

坂田さんご自身からは,長いおじぎの理由を伺ったわけではないので,今から書くことは全くの私見とお断りしたうえで,書かせていただきます。

坂田さんのおじぎは,いままで支えてくれたお客様,そしてこれからも支えてくれるであろう受講者のお客様への感謝の気持ちを表現しているのだと推察します。

まさに,ジェイ・エイブラハムが唱える,「顧客を愛せよ」を実践している方。

感謝というポジティブ感情は,「幸福度を高める」,「ネガティブな感情を中和させる」,「身体の健康につながる」,「思いやりが生まれる」,「前向きでいる」といった効果があります。パフュームのライブを見終わったお客様も坂田さんのセミナーを受講し終わった方も,一様に幸福度が高く,前向きな気持ちが芽生えている様子なのも,会場が,全面的に感謝のポジティブ感情が高まった場だからこそなのでしょうね。

感謝のポジティブ感情が高まると,レジリエンスも強化されます。

最近,レジリエンス資源が消耗しつつあるので,感謝のポジティブ感情を高めないと。

というわけで(どういうわけなのか?),今夜は広島のとあるライブハウスで,大好きなNY在住のjazz pianist率いるカルテットのライブを聴きに行きます。

素晴らしいライブを聴かせてくれる及部恭子さんに感謝。広島のライブハウスに感謝。そしてなにより,快く一人jazz鑑賞を許してくれたカミサンに感謝。

もちろん,つたないブログを愛読していただいている読者の皆様に,最大限の感謝を表します。

2015.10.19

ポジティブ心理学コーチングはコーリング?-レジリエンスが高まる認定書

皆様,こんにちは。レジリエンストレーニング講師の松岡孝敬です。

本日,遅ればせながら,スクールオブポジティブサイコロジー認定の「ポジティブ心理学コーチ認定書」をいただきました。

8月末に修了したのですが,コーチング実践課程の講義に故あって欠席したので,9~10月にかけて同じく欠席した受講者と補講のコーチングセッションを行い,ようやく正式な修了となり,認定の運びとなりました。

ポジティブ心理学コーチ認定書

コーチングというスキルの可能性について,正直,自分として限界を感じていたところ,昨年からのレジリエンスの学びの中から,ポジティブ心理学に出会い,その秘められた肯定的な可能性にすっかり魅了されました。一生かけて学び続けたいと心底感じました。

その結果として,このような形で「ポジティブ心理学コーチ」の認定をいただいて,嬉しく思います。

皆さんは,3つの仕事観をご存知でしょうか?

1つ目は「ジョブ」。仕事をお金と生活のための活動ととらえる仕事観です。

2つ目は「キャリア」。仕事を地位と名誉のためにする活動をとらえる仕事観です。

3つ目は「コーリング」。自分の仕事を天から与えられた役目,天職のように感じる仕事観です。

3つの仕事観のうち,どれが優れていてどれが正しいかということは分明できません。人それぞれ価値観は異なりますから。

ただ,私は,自分の仕事がコーリングであると感じられれば,充実した幸福な人生を送ることができるかなあと思っています。ですので,レジリエンス講師やポジティブ心理学コーチといった肩書のついた仕事が自分にとっての「コーリング」であると強く思い,これからの仕事を続け,社会に貢献したいと思います。

ポジティブ心理学の科学的証拠(エビデンス)をベースにした,コーチングや組織開発コンサルティングの介入法・モデルは,素晴らしく多様性があり,実証性があり,それらを活用してイノベーティブなコンサルティングができると思うとワクワクします。

また,ポジティブ心理学コーチング課程をともに学んだ仲間,学友の皆様は,燃え上がるような情熱をもってポジティブ心理学コーチングにのめり込んでいる方たちばかりで,自分たちの情熱の火で自らを焦がしてしまうくらい,熱くなって新たな介入法を開発しようとしています。そんなクリエイティブな雰囲気は大好きです。

ビクトール・フランクルの言葉,What is to give lights must endure burning.を思い出します。

自らの放つ熱情に耐えつつ,レジリエンスを発揮して,レジリエンス講師とポジティブ心理学コーチがコーリングとなるよう学び続け、邁進していきます。もちろん学友の皆様とともに。

2015.10.3

糖質制限ダイエットとレジリエンスとの危険な関係‐過ぎると感情調節能力が激減する!?

ここ1週間前から,夕飯は糖質を完全にオフにしたいわゆる糖質制限ダイエットをしています。8月末から増加した体重がなかなか戻らないのと,複数の知人友人が行っているのを知っていたので,興味本位でつい始めたのでした。

効果はてきめんで,1~2kgはすぐに減少しましたね。もともとご飯ものやビールなどアルコール全般が好きなので,効きやすい体質だったのでしょうか?

ダイエット効果は高かったのですが,副作用も強かったですね。

今週はデスクワークが中心で,今月から集客戦略の方向性を変えようとマーケティング用のコンテンツを根詰めて作成していたところ,感情のコントロールが難しくなり,わけのわからない不安感が襲ってきたり,得体のしれない憤懣が湧いてきたりしました。

これは男の更年期障害なのか…? うつ病なのか?

多分,糖質制限ダイエットのせいではないかと判断しました。デスクワークで集中して脳を活用していると,エネルギー不足で集中力がなくなり,イライラが募る話がありますものね。

私たちの体内で消費されるエネルギーは,ATP(アデノシン三リン酸)が分解されて放出されます。それゆえにATPは「生体内のエネルギー通貨」なんて呼ばれていますね。私たちは,自力で通貨を発行できるんですね。通貨発行権のないギリシャとは大違い。

余談はさておき,体内のATPは糖質が細胞内で分解(細胞内呼吸)されて合成されます。合成されたATPはATPアーゼと呼ばれる分解酵素によって分解されて生体エネルギーが放出されます。ATPアーゼは,主に細胞膜などの生体膜に局在します。

ATPアーゼが最も多い場所は脳で,脳は全人体の20%のエネルギーを消費します。私たちは,脳を養うために生きているようなものです。

なぜ脳が最もエネルギーを消費するかというと,脳の情報伝達は,電気信号による神経伝達ですが,これには莫大なATPが必要なのです。だから脳を使えば使うほど,エネルギーは消耗し,身体は糖質を必要とします。

プロ棋士は,1日の対局が終わると,運動していないのに3kg体重が減ると言われています。それだけ脳を活発に活動しているのでしょう。朝ご飯を抜くと,午前中,頭ばぼーっとしているのも,デスクワークがいっぱいでイライラしているのも,すべて脳に糖質が不足しているからなのでしょうね。

感情というものは,しょせん脳内の神経を流れる電気信号でつくられるので,糖質が不足すると情報伝達が鈍り,感情コントロールができなくなるのも,理に適っているように思います。

行き過ぎた糖質制限ダイエットは,感情コントロールの敵,レジリエンスの大敵ですね。適度に糖質やポリフェノールを摂取せねば。あっ,ポリフェノールは関係ないか…。

先日,若くして急逝されたワインラバー,川島なお美さんを偲びつつ,川島さんが大好きだったワインの写真を掲載して今回のブログをまとめます。何よりも健康が一番大事だなあと感じさせられた出来事でした。
ロマネコンティ1960

ご冥福をお祈りいたします。

2015.9.11

メンターとのポジティビティ溢れる祝宴-レジリエンスが高まった夜

私には三人の恩師,メンターがいます。

お三人とも分野が違いますが,大学で教鞭をとられた(現在もとられている)方々です。最近,その師とお会いする機会が多く,楽しくもレジリエンスを試されるような時間を過ごさせていただいています。

昨夜は,恩師の一人と,梅田のイタリアンで食事しました。師はイタリアン,特にパスタが大好きで,私のことをグルマンとして(ワインホリックとして?)妙に評価されているので,設定したのでした。

昨夜の師はこの方です。

ヨーダ

というのはもちろん冗談ですが,私にとってはマスターヨーダのような方です。

というのも,その師は再生医学の研究分野でのパイオニアで,20年前は現在の京大の山中伸弥教授のようなスターサイエンティストでした。地方大学の教授でありながら,自らの名前を冠した再生研究プロジェクトに,通産省(現:経済産業省)から20億円の研究予算を獲得した方です。凄まじいですね。国から出されている現在のiPS研究費は100億円ですから,20年前の20億円はそれに匹敵する予算だと思います。

その師は,私をグルマンとしてだけでなく,前職の生物教科書編集者としても過分に評価されていて,それがために,私が今現在のレジリエンス講師,人材育成コンサルタントをしていることが理解できないというか,はっきり不満なようです。7月末に食事をご一緒したときは,その不満が爆発されて,困った事態になりました。

昨夜の宴は,そのやり直し,和解の目的もかねた宴でした。結果,私の今の仕事にも理解いただいて,応援するとの言葉をいただきました…。飲んだワインは,バルベーラ・ダスティとモンテプルチアーノ・アブルッツオ。ワインは偉大ですね。レジリエンス資源が思いっきり高まりました。

私の今の仕事は理解されたのですが,最後はやはり,「松岡さんには,やはり教科書会社を創ってほしいなあ~」とおっしゃっていました。困ったような,嬉しいような…。まあそんなオプションもありかなあと全てを受容しよう。

今日は,別の恩師に会いにつくばへと移動します。恩師主催のシンポジウム(という名の同門会)に出席するためです。

その師はこの方です。

ダースベーダー

もちろん冗談ですが,ダークサイドに陥っていないダースベーダーのような方です。

今宵も昨夜と同じポジティビティ溢れる夜が更ける予感がします。