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2015.12.12

希少性はフォースを鈍らせる-スターウォーズとレジリエンス・トレーニング第1回

皆様,こんにちは。

レジリエンス研修講師,ポジティブ心理学コーチの松岡孝敬です。

いよいよ映画「スターウォーズ 第7話 フォースの覚醒」の公開が迫ってきました。12月18日が待ち遠しいですね。

このブログは,スターウォーズ最新作の公開を記念して,6回シリーズでスターウォーズとレジリエンス・トレーニングとの不思議な相関性をつらつらと綴ってみようと思います。

スターウォーズの物語は,ブライトサイドにいたジェダイ(アナキン含め,ドゥークゥー伯爵など)が,シスの暗黒卿の巧みな術によってダークサイドに陥ったり,ダークサイドに陥っていたダース・ベイダーが,最後にブライトサイドに翻ったりと,ポジティブ心理学コーチングの過程に極めて通じるようなところがあり,興味深いですね。どんな善人も段階を追って暗黒面に陥ることもあり,どんな悪人でも良いコーチングをすればブライトサイドに戻るという,陰陽道にも通じる要素があるストーリーが展開されているように思います。

第1回は,「スターウォーズ エピソード1 ファントムメナス」を題材にして,『希少性はフォースを鈍らせる』を記します。

エピソード1は,「ファントムメナス(見えざる脅威)」と題されているように,次第に銀河系がダークサイドに包まれていく端緒となるエピソードがまとめられていると同時に,オビ=ワン・ケノービ,アミダラ女王,アナキン・スカイウォーカーが砂漠の惑星タトウィーンで初めて遭遇する重要なエピソードが挿入されている映画ですね。

非常に印象深いシーンが,アナキンをジェダイとして受け入れる試験を,ジェダイ評議会が行ったシーンです。

アナキンスカイウォーカー

極めて強いフォースをもつ少年と確認した評議会のメンバーでしたが,アナキンが年を取りすぎていることと,ヨーダの質問によってアナキンが深い不安,恐れ,悲しみといったネガティブ感情に覆われていることに気づき,ジェダイとして受け入れることをいったんは拒否します。あんなに腕白で明るいアナキン少年も,実は,奥深いところで不安や恐れといったネガティブ感情を抱きやすい性質で,しかもそれを自己コントロールできない癖があり,ヨーダはそれを見抜いていたのでしょう。

ところが,アナキンのジェダイ入りを強く推薦するクワイ=ガン=ジンは,「アナキンこそ予言されたフォースにバランスをもたらす選ばれし男」と主張し,そのアナキンの「希少性」と「選ばれし男」だという権威にコロッと影響を受け,ジェダイ評議会の評価はかなり変化します。

最後に,クワイ=ガンの遺言を守ろうとするオビワンが半ば強引に評議会を説得し,アナキンを自分の弟子にして押し切ってしまいます。

「希少性」や「権威」といったものには,さすがのジェダイ評議会のメンバーのフォースも鈍ってしまうといったところなのでしょうか?

それにしても自分が発しやすいネガティブ感情を把握し,それをコントロールする癖をつけておかないと,のちに大変なことになるということを,少年時のアナキンを観て教えられます。そのコントロールが実は一番難しいところなのですが…。

2015.12.3

サンフレッチェからレジリエンスを学ぶ

皆様,おはようございます。

レジリエンス研修講師,ポジティブ心理学コーチの松岡孝敬です。

昨夜のJリーグ・チャンピオンシップの試合,サンフレッチェ広島VSガンバ大阪戦。凄い試合でしたね。

アディショナルタイムに入って,このまま負けてしまうのかなあと思っていたところ,同点に追いつき,まさか勝ってしまうなんて。

サンフレイレブンは,誰一人として最後の最後まで勝利をあきらめていなかったですね。サンフレからレジリエンスの神髄を教えていただいたような気がします。

それにしても,サンフレの2点目,アディショナルタイムに入ってからのFKで,直接ゴール前に蹴るのではなく,1つ変化を入れてゴール前にボールを上げ,相手キーパーも見逃すような浮かしたヘディングシュートで点が入るシーンは,1993年のW杯アジア最終予選の「ドーハの悲劇」の最後の屈辱的なゴールを思い出しました。デジャヴのような。

そういえば,サンフレの森保監督もガンバの長谷川監督もともに「ドーハの悲劇」のメンバーでしたね。

下の写真は,2012年11月,サンフレがリーグ優勝を決めた日,祝賀会会場で偶然にも食事していたとき,撮ってもらった森保監督と私のツーショットです。

森保監督と私

12月5日の2戦目も楽しみになってきました。ワクワクします。