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2015.5.10

ネガティビティ溢れる国に明日はない-隣国の現状を伝えるニュースで考えたこと

かつて,元マレーシア首相のマハティール氏は,マレーシアを訪問した日本の首相が相も変わらず先の大戦の謝罪をすることに対して,「日本はもう謝罪する必要はない」と言い放ったそうです。同時期に,台湾の元総統,李登輝氏も同じようなことを日本に発していました。李登輝は戦前,京都大学に留学し,日本の植民地時代だった台湾のことはネガティブにはとらえていません。マハティールも東南アジアに進出した日本を帝国主義的な侵略者とはとらえておらず,それどころか,当時の日本を評して,
「日本の成功は東南アジアに大きな自信を与えた。日本の進出がなければ欧米の世界支配はさらにつづいていただろう」
「日本の戦争責任を問うならば,それ以前,非人間的な支配と収奪をつづけた欧米の宗主国の責任はどうなるのか。日本が来たことで植民地支配から解放され近代化がもたらされた」素晴らしい政治家ですね。

マハティールのような政治家こそが正しい歴史認識をもっている稀有な人物と思います。マハティールも李登輝もポジティビティ溢れる政治家で,短期間のうちに,それぞれの祖国を経済的に著しく成長させ,繁栄へと導きました。しかも,ほとんど大国の経済援助に頼ることもなく。

話題は変わり,日本海を挟んだ隣国のことが今夜のニュースで報じられていました。未だ日本統治下の時代を悪と評し,偽りの歴史事実をプロパガンダし,日本と共通の同盟国であるアメリカにもロビー活動している国のことです。偽りの歴史事実を掲げて反日感情を煽り,経済面での失政からくる政権批判の矛先を日本に向けさせている国のことです。極めてネガティビティ比の高い国ですね。歪んだ日本に対するネガティブ感情を高めることしか国をまとめあげることができないなんて。

今夜のニュースでは,かの国では,2つの疲れが蔓延しているとか。1つは「反日疲れ」。国民は,もう政府の反日には疲れてうんざりしているとのこと。そんなことよりそろそろ本腰入れて経済を立て直せよと思い始めているそうです。国民は政府が考えているほど愚かではないということでしょう。もう1つの疲れとは,「アメリカの○国疲れ」を国中が敏感に感じているそうです。先日のアメリカ議会での安倍総理の演説が高く評価されていることに,隣国のメディアはナーバスに報じているようです。アメリカは日本の隣国にそろそろ愛想をつきつつあるとか,かの国の反日プロパガンダに疲れているとか。隣国のメディアは,かの国の外交は短期的な戦術も長期的な戦略も敗北しているとの論調だそうです。深く納得できます。ようやく気づいたかと。かなり遅きに失したと思いますが。

安倍総理の米議会での演説は,過去の反省を交えつつ,将来のビジョンを示したもので高く評価されるのも理解できます。ネガティビティもあるがそれを上回るポジティビティ溢れる演説でした。政治的な業績はまだまだ評価できませんが,あの演説は評価されてもよいと思います。

ポジティビティが溢れる人や組織は,レジリエンスが強化され,持続的に繁栄していきます。これは真理だと思います。かの国の政治家が,マハティールや李登輝のような正しい歴史認識をもつようになり,ポジティビティが高まり,我が日本と良好な関係になることを切に望みます。

今夜のニュースで,隣国のとある観光地で日本統治下の街並みを再現したところ,観光客が増えて経済的に潤ったとか。その地の観光ガイドは,日本統治下の当時のことを土地の人は誰も悪く言う人はおらず,むしろ良い印象があったので,思い切って日本家屋などの日本統治下の街並みを再現したとか言ってました。かの国では,政治家よりも一般人の方が正しい歴史認識をもっているのかもしれません。

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