会社概要

2016.9.29

とと姉ちゃんに見るリーダーシップ-対照的な2人のリーダーの共通性

皆様、こんにちは。

レジリエンス研修講師ポジティブ心理学コーチリーダーシップ開発コンサルタント

組織改革コンサルタント松岡孝敬です。

NHKの朝ドラ、「とと姉ちゃん」、とうとう今週で終了ですね。

あさロスに続き、来週から“ととロス”の日々がしばらく続きます。

ドラマの舞台が戦後の「あなたの暮らし」の雑誌を創刊する頃になったあたりから、

主人公の小橋常子と、名編集長の花山伊佐治という、

2人の対照的なリーダーの言動に非常に注目して見ていました。

%e3%83%88%e3%83%88%e5%a7%89%e3%81%a1%e3%82%83%e3%82%93

社員の意見やアイデアを尊重しつつ、自分のビジョン・目標を掲げ、

そのビジョンを自然に浸透させてリードする小橋常子社長と、

方や、部下の仕事ぶりだけでなく態度・礼節にもとても厳しく、

怒声を浴びせる叱責も厭わず、部下に対する以上に自分に対して、

ストイックに厳しい態度を示してリードする花山伊佐治編集長。

社員に対してきめ細やかな配慮を示しつつ、社員は家族の一員として絶対守ると、

父性的なリーダーシップを発揮する小橋常子さん。

一方、“昭和のお父さん”的な、厳格な父性をもって小橋三姉妹や部下を指導しつつ、

母性を感じさせる、感性豊かな文章や挿絵を描く花山伊佐治社長。

対照的なお二人のリーダーシップは、

早くにお父様を亡くされ、父代わりに姉妹を支えた経験や、

早くにお母様を亡くされ、お母様の苦労を認識していた経験が

影響しているかもしれません。

まあドラマの世界なので…。

小橋常子さんと花山伊佐治さんのリーダーシップ、両極端ですが、共通性もあります。

それは、レジリエンス(逆境力)とオーセンティシティ(真正さ、自分らしさ)です。

お二人のリーダーシップは、典型的なオーセンティックリーダーシップだと思います。

お二人とも、オーセンティックリーダーの要素を備えています。

レジリエンスの強さについては、それぞれ、言語を絶するような戦争時の生活を

乗り越えた経験を持っていますので、それがレジリエンス資源になっているのでしょう。

その共通する体験が、「女性の豊かな暮らしを取り戻す雑誌を創る」という、

ビジョンの共有につながるのでしょうね。

そして、オーセンティシティ(真正さ)については、

それぞれの人生の歩み、旅路が深く影響していることは言うまでもありません。

人生のさまざまな経験を経ることによって、それぞれのリーダーは、

自己の強さや弱さ、価値観・道徳観を認識し、自分の価値観・信念に一貫した行動をとり、

部下・スタッフ・周囲の人々にも先入観をもたずに公平に接することができる。

お二人とも素晴らしいリーダーで、

素晴らしいオーセンティックリーダーシップを発揮しています。

このようなオーセンティックリーダーシップは、誰でも開発・実行することができます。

不肖、私、10月24日(月)に、パソナウィメンズキャリアカレッジ東京校様にて、

リーダーシップ開発講座に登壇させていただきます。(詳細は↓をクリックしてください)

【ダイバーシティ推進プログラム】ダイバーシティ時代を生き抜く‘本物の’リーダーシップ開発講座
ご興味のある方は、是非、ご参加くださいませ。

最後は、自分が登壇する公開講座の宣伝でごめんなさい。

花山伊佐治さんに怒られるかも( ノД`)シクシク…

2016.9.8

危機は素晴らしい成長の機会-逆境こそがレジリエンスを強化し、本物のリーダーシップを育む

皆様、こんにちは。

レジリエンス研修講師組織開発コンサルタント

リーダーシップ開発コンサルタントの松岡孝敬です。

先週、9月3日(土)、4日(日)の1泊2日は、

毎年恒例のアントレプレナーシップ勉強会に参加しました。

母校、名古屋商科大学ビジネススクール(NUCB)の修了生有志が集い、

母校の恩師で、現在でも東京大学学生ベンチャー起業家を育成・指導されている、

東京大学イノベーション推進本部長の教授を講師にお招きし、

2011年から開催している自主勉強会です。

2013年から、ふとしたきっかけで私が幹事をすることになり、

以来、毎回、幹事役をさせていただいています。

と言っても幹事役を苦労と感じたことは一度もなく、

いつも楽しんでさせていただいています。

幹事をすることで自分の成長が感じられるからです。

今年は、母校、名商大の名古屋丸の内に新キャンパスがオープンされたので、

記念で名古屋開催。

豊田佐吉豊田喜一郎のリーダーシップとトヨタの組織改革を深く学びました。

課題図書や課題動画を事前にチェックして、

アサイメント(課題)に対する答えを参加者でディスカッションしましたが、

今回は、ダイレクトに自分の仕事に関係する内容で、深く学ぶところが多すぎ、

大変勉強になり、有意義な勉強会でした。

%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%88%e3%83%ac%e3%83%97%e3%83%ac%e3%83%8a%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%83%e3%83%97%e5%8b%89%e5%bc%b7%e4%bc%9a20160903%ef%bc%89

とりわけ、心に響いたのは、

「危機は素晴らしい成長の機会」という言葉

これは、課題図書の「世界でいちばん大切な会社」の中の一節を

講師の方が要約した言葉です。

我が身に起きることのうちで最も痛ましく、背筋が寒くなるほどの事態は、

成長のための素晴らしい糧にもなり得る。

リーダーシップに危機が訪れた時こそ、意識を高め、

人として、リーダーとして成長できるチャンスなのだ。

魂を鷲掴みされ、激しく振り回されるような衝撃を受けましたね。

背筋が寒くなるほどの逆境経験、そして、歯を食いしばってそれを克服する経験こそが、

レジリエンスを強化し、本物のリーダーシップを育む。

普段から企業研修の機会で受講者に教えていることなのですが、

改めてその深い意味を再認識させられた2日間でした。

私のビジョンの1つに、「ホワイト企業を10万社創る。」というものがあります。

ホワイト企業が10万社できるということは、つまり、それを率いる、

オーセンティックリーダー本物のリーダーを10万人育成するということを意味します。

それを達成することが自分のビジョンの実現なのに、すっかり忘れていたなあと、

自省の念も思い起こさせた勉強会でもありました。

10月に入って、企業研修や公開講座などで

リーダーシップを研修させていただく機会が続きます。

今回の勉強会で学んだことを最大限に生かし、

本物のリーダーを育成するお手伝いをしていきたいと思います。

勉強会2日目は、トヨタ産業技術記念館と、豊田佐吉記念館を訪れました。

%e3%83%88%e3%83%a8%e3%82%bf%e7%94%a3%e6%a5%ad%e6%8a%80%e8%a1%93%e8%a8%98%e5%bf%b5%e9%a4%a8%e5%89%8d%e3%81%ab%e3%81%a620160904%e3%80%81%e5%90%84%e5%8b%99%e5%85%88%e7%94%9f%e3%82%ab%e3%83%a1%e3%83%a9

技術力と、イノベーションの歴史に圧倒されました。記念館も素晴らしい!

我が街、広島にもマツダミュージアムがありますが…。もう少し頑張ろうよ(;´Д`)