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2016.3.19

ダンスをするような極めて心地よい時間ー踊るレジリエンスセミナー

皆様,こんにちは。

レジリエンス研修講師,ポジティブ心理学コーチの松岡孝敬です。

昨夜は,パソナ様のウィメンズキャリアカレッジ東京校にて

レジリエンスセミナーを開催させていただきました。

お仕事帰りで3連休前のフライデーナイトにもかかわらず

80名の方に受講いただきました。

(セミナー中は写真撮影NGでしたので,開催前の写真をアップします。⇩)

パソナレジリエンスセミナー

受講いただいた皆様,セミナーにお招きいただいたパソナの皆様にはとても有難く,

本当に感謝感謝です。

短時間でいかに効果的にワークを盛り込みつつ受講者の皆様のレジリエンスを強化できるか

という点が、レジリエンス研修講師としての私の今までの課題で,

それを解決すべく,昨夜のセミナーでは,独自に考案したワークを試みたのですが,

予想以上に上手く機能したので,私としては,かなり満足しています。

セミナー終了後のアンケートをざっと拝見しましたが,

多くの受講者の方々に満足いただいて本当に嬉しく思います。

何よりも嬉しかったのは,終了後,列をつくって質問に来ていただいたこと。

セミナー講師冥利に尽きるというか…。

さらに,心理カウンセラーを目指している若い女性から,

「今日のセミナー,来て本当に良かった。とても勉強になりました。」

そのお言葉をいただいて舞い上がってしまいましたね。

なにがしら人のお役に立つ,貢献することは,本当に幸福度レジリエンスを高めます。

心地よい興奮が冷めやらぬ朝ですが,

今日は,雨の東京で,MBAの友人と国際情勢を語り合いながら,ホッピーを飲む予定です。

そして,明日からまたレジリエンス研修講師,ポジティブ心理学コーチとして

成長し続けます。

2016.3.10

なでしこ敗戦の本質‐組織レジリエンスの維持は難しい

皆様,こんにちは。

レジリエンス研修講師,ポジティブ心理学コーチの松岡孝敬です。

なでしこJAPAN,残念ながらリオ五輪出場逃してしまいましたね。本当に残念です。

宮間ファンの私は,JAPANでの彼女のプレーが見れなくなると思うと寂しさを覚えますね。

なでしこリオ五輪

 

オーストラリア戦や中国戦,韓国戦は,悲壮感が漂って昨年W杯で準優勝したチームと

同じチームかと疑うくらい,ポジティビティが感じられなかった。

幸運を引き寄せる力‐楽観性がもたらす組織レジリエンス

昨夜の北朝鮮戦をテレビで観戦していましたが,五輪を逃したチームとは

思えなかったですね。ハツラツとプレーしてた印象を受けました。

そんなに調子は悪くないと見えたのですが,ディフェンスのサイドから

中盤への横パスを狙ってインターセプトされてカウンターを狙われている当たり,

相手も相当研究していて,それへの対応が今一つ工夫が足りなかったですね。

敗因は色々メディアに書かれています。世代交代が遅かったとか,

研究しつくされていたとか,ホームで油断があったとか…。

私は,佐々木則夫監督のヒューリスティック(経験則)によって生じた

認知バイアスに基づく意思決定と、

(旧来のメンバー中心で五輪予選は行けるだろうという成功体験バイアス?)

佐々木監督にヒューリスティックを生じさせるような,若手選手のデータを

与えなかったサッカー協会のマネジメントのミス,戦略のミスと思います。

名将,佐々木則夫監督でさえも,若手選手をテストする機会が少なすぎたために

データが不足し,五輪予選を戦いきるチーム作りの意思決定を経験則に頼らざるを

得なかったのでしょう。

あるいは,本人は意識しないまでも,どうしても2011年W杯優勝や

2012年ロンドン五輪準優勝の成功体験からくるバイアスがかかり,

判断に少しエラーが生じたか,スポンサーなどの見えない重圧,

外圧(あの選手を使えば視聴率が上がるなどの)も

少なからず影響していたのかもしれません。

頂点を極めたチームだし,FIFAランキング4位なのでアジアで負けるはずがない

という周囲の期待バイアスに負けたのかもしれません。

しかし,かくも常に勝ち続けるチーム・組織を創ることが難しいことか…。

組織レジリエンスの維持の難しさ,リーダーシップの重要性,

周囲の戦略的サポートの重要性を痛感させられる出来事でした。

でも,このような事態も悲観的に捉えず,東京オリンピックで金メダルを

取る布石ができたと肯定的に受け止めたいですね。

幸い有望な若手は育ってきてますし,2014年のU-17コスタリカ大会は,

圧倒的な強さで優勝しましたからね。まるでバルサのサッカーを彷彿させるような。

さらに我々を勇気づける次のような面白いデータ・エピソードも。

ジダン率いるフランスサッカー代表は1998年の自国開催のW杯で優勝しましたが,

その4年前のアメリカW杯は,予選突破を確実視され,タレントがそろっていたにも

かかわらず,予選突破かなわず本選出場できなかったのです。

俗に言う“パリの悲劇”というやつですね。

フランス代表でさえ,W杯で初優勝する4年前は予選落ちしているのですから,

なでしこJAPANも4年後金メダルを獲れるでしょう(バイアスかかってるなあ~)。

常に勝ち続ける組織づくりは難しいですが,逆境にあっても早期に回復して

成長し続ける組織,逆境にあっても認知バイアスにかからず意思決定できる

リーダーシップを育成することは可能です。

そんな人と組織のレジリエンスの構築を支援し続けたいと思います。

2016.3.6

コラーゲンに対する認知の再合成?-認知を変えればレジリエンスも高まる

皆様,こんにちは。

レジリエンス研修講師,ポジティブ心理学コーチ松岡孝敬です。

3月に入り,ようやく春めいた季節となりました。

今回のブログは,コラーゲンのお話。コラーゲンに対する思い込みの話題です。

コラーゲンを含む健康飲料や食品は,ますます増えてきていますね。

先日,スーパーに買い物に行くと,コラーゲン入りのノンアルコールビールが

売っていました。

コラーゲン入りビール

ついつい試飲すると,お肌が一気につるつるになってしまいました。

そんなわけないですね(笑)。

コラーゲンは,ご存知の通り,繊維性タンパク質で,真皮や靭帯,腱,骨,

軟骨の構成成分です。

動物の細胞外基質の主成分にもなっています。外側から細胞を支持するタンパク質ですね。

「コラーゲンは人体の重要な構成成分なので,摂取すれば体に良い。」とは,似非情報で,

しょせんタンパク質だからアミノ酸にまで体内で消化されるので,効果はないだろう。

効果があると“思い込み”を持って摂取するので健康に良くなる(気になる),

いわゆる“プラシーボ(偽薬)効果”だろう。

なんて思ってたら,最近の研究では,その常識を覆す結果が出ているという。

コラーゲンは大半は体内でアミノ酸まで消化されますが,

一部はコラーゲンペプチドとして残り,それがシグナルとなって,

繊維芽細胞の分化を促進し,その繊維芽細胞からコラーゲンが合成され,

結果,コラーゲンが増えるとか…。

コラーゲンが効くメカニズムの解明

嘘みたい。でも論文は出てますね。きちっと論文を読まなきゃ検証できませんが,

少なくとも完全なプラシーボではなく,コラーゲンを経口摂取すると,

多少は美肌効果,アンチエイジング効果があるようです。

コラーゲン食品,コラーゲン飲料に対する認知を改め,認知の再合成しなければ…。

いずれにしろ,「コラーゲン食品は美肌に効果がない」と思い込むよりも,

「コラーゲン食品を食べるとお肌ツルツル」とポジティブに思い込む方が,効果はあると

考えられます。そのように認知を変えれば,レジリエンスポジティビティも高まります。

前回ご紹介したケリー・マクゴニガル博士の

スタンフォードのストレスを力に変える教科書」にも載ってました。

「年齢を重ねることをポジティブに捉えている人はネガティブに捉えている人よりも

長生きする」とも書いてありました。

ということは…

「年を重ねることは楽しいけど,コラーゲン飲むと若返る」と思い込んでいる人は,

どんな効果が出るのだろ?長生きしてお肌ツルツルになるんでしょうか?

訳が分からなくなってしまった。

それにしてもコラーゲン入りビール,コラーゲン入りヨーグルトと

コラーゲン食品の増えること増えること。

願わくば,コラーゲン入り赤ワインなんてものは製造しないでほしい。

決してイノベーティブな商品じゃないから。ワインに対する冒涜,

バッカスの神様からバチが当たります。

少し,赤ワインに対する認知バイアス,思い込みが強すぎるでしょうか?