皆様、こんにちは。
レジリエンス研修講師,ポジティブ心理学コーチの松岡孝敬です。
先日,静岡の某企業で行いました内定者レジリエンス研修のアンケートが届きました。
受講いただいた内定者の方々が少なかったせいもあるのですが,全員の方から,
「とても満足している」との回答をいただき,とても嬉しく,安心しました。
4月から本格的に社会人になる前に,レジリエンスと幸福度が
かなり高まったかと自負しています。
受講者の一人の女性から,1つの気づきをいただきました。
彼女は,自分で楽観的な性格だと自覚していて,
それは,とてもネガティブなことだと思っていたそうです。
非現実的な楽観性は,ときとして無鉄砲な暴走を引き起こしますが,
現実的な楽観性は,成功の必須要因でレジリエンスも高まり,
幸福度を高める強みですよと伝えると,とても明るい顔をされて喜んでいました。
まるで,今まで楽観性を否定され続けたかのように。
これも日本の教育のせいなのか,
どうしても日本では楽観性を是としない風土があるのでしょうか?
すべからく物事を悲観的に否定的に捉えることが,
課題を抽出して解決に導く第一歩と考えているのか?
物事を楽観的に捉えると,「適当」だとか,「真剣に考えようとしない」とか,
「課題を直視していない」とか,そんな風に捉えて
楽観性をネガティブなものに考えるのでしょうかね~。
過去から現在に至るまで,破壊的なイノベーションを起こした人や,
革命を起こして成功した人は,総じてオプティミストなんですけどね~。
エジソンしかり,ジョブズしかり,カストロしかり。
楽観性の捉え方以上にショックだったのは,
ジェネレーションギャップを痛感させられたことです。
受講者はすべて20代前半の女性でした。女性が受講生のメインの研修の場合,
レジリエンスが強い人物として,ヘレンケラーの三重苦を克服させた家庭教師,
サリバン先生を取り上げるのですが,知らないのですね~。
最近の若い女性(←オジサンか)は,アン・サリバンを知らないのです。
「舞台や映画の『奇跡の人』って知らないの?」…知らんのです(泣)。
「美内すずえさんの『ガラスの仮面』って少女漫画読んだことない?」
…読んだことないんです。
では,身近でレジリエンスの強い人ってだれだろう?
挙げてみてくださいってお願いすると,
「ベッ〇〇」って,
今年に入って某ミュージシャンとのスキャンダルで最近テレビで見かけなくなった
人気女性タレントである方の名を挙げられました(;’∀’)
彼女が本当にレジリエンスが強いかどうか,今後の動向を見届けなければなりませんが,
次の研修では,レジリエンスの強い女性の事例を
いっそその「〇〇キー」さんに変えようかな?
研修を見守っていた女性課長が研修終了後,控室にて,
「松岡先生,私はサリバン先生もガラスの仮面も知っています。良く読んでいました。」
そりゃそうでしょ。私と同年代なんだから。
それからの時間は,その課長様のガラスの仮面トークやゴルフ談義を
しばし拝聴しました。