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2018.5.23

Be honest! 金美齢氏に見るしなやかな凛としたレジリエンス

皆様、こんにちは。

レジリエンストレーナー松岡孝敬です。

かなり久しぶりのブログ更新です。もっと更新頻度を高めねばと思いつつ、

つい怠ってしまう。これからはマメに更新していこうと思います。

さて、今回は、最近、感動した講演会の様子をレポートしたいと思います。

過日、私も講師をさせていただいている、

大阪のピーチウィメンズビジネススクールの開講式があり、

招かれて出席しました。

ピーチウィメンズビジネススクールの詳細は、

下記をクリックしてみてください。

ピーチウィメンズビジネススクールの案内ページ

開講式の最後は、金美齢氏が基調講演され、私も拝聴しました。

月並みな表現ですが、素晴らしい講演でしたね。

そして、とてもレジリエンスの強い女性だと僭越ながら拝察しました。

当初の基調講演の演者は、野田聖子総務大臣が予定されていたのですが、

急きょ重要な会議が入り、ピンチヒッターで金美齢氏が登壇されたのでした。

そんな状況を全く不快に思わず、むしろ講演の(笑いの)ネタにする余裕ぶり。

「私はよくピンチヒッターに呼ばれるんです。

安倍晋三総理のピンチヒッターもしたことがあるし、

李登輝さんやマハティールさんのピンチヒッターもしたことがありました。

それはとても光栄なことで、そんな風に代役として真っ先に私の顔が浮かび、

お声をかけてくださることはとても有難く大事なことです。」

そんなようなことをお話しされていました。

李登輝氏やマハティール氏の代役が務まるなど、

一方ならぬ人物でしかできないので、それをさらっと嫌味なく

朗らかにお話しされる様子に、しなやかな凄みを感じました。

「人生はゲーム。節目節目で自分のカードを使って

さまざまな試練を乗り越えなければなりません。

私は、台湾から日本に来日したときは、カードを持っていないどころか、

4枚のマイナスのカードを持っていました。

それは、女性であること。欧米でない台湾という小さな国の外国人であること。

既婚者であること。そして子を持つ母であること。

それらの4枚のカードは、仕事をする上で、キャリアを積んでいく上で、

マイナスに働くと当時も今も考えられがちですが、

私は、むしろプラスのカードとしてとらえて今日まで人生を楽しんできました。」

私の記憶が確かであれば、そのようなことを金美齢氏はお話しされたかと思います。

「人生において、カードを使うときは適切なときにしなければなりません。

それは、天・地・人に従うというか、天の時、地の利、人の和に従った方が良いです。

カードを使うときは、天のとき(Something great)が教えてくれます。

それを察するには、地の利、特に人の和を大事にして生きる。

人の和を大事にするというのは、何事も誠実に振舞うこと。Be honestであること。

真善美に従い、清く正しく美しく生きることが大事です。

清く正しく生きることはさほど難しくないけど、

美しく生きることは苦手としている人が多い。

美しく生きるには、美しいもの(自然、芸術作品)に多く接することです。」

もはや講演に酔っていた(ワインに酔っていたわけではありません)私は、

金美齢氏は、おそらくかようなことをおっしゃっていたと記憶しているのでした。

レジリエンスの極めて強い人は、それを自覚していて、かつ、

人生において、ナチュラルに自分のレジリエンスを強化する方法を実行されていると

強く感じました。ポジティビティ溢れる人だと。

齢84歳の女性が、講演中立ちっぱなしで、物腰柔らかい口調でジョークを交えながら、

予定された時間ぴったりに聴衆を感銘させる講演を終えられました。

その後の質疑応答も素晴らしく、ある女性の、

「女性が男性社会の職場で仕事をするには、何度か心が折れるときがあるかと思います。

金美齢先生は、心が折れたときどのように対処されましたか?」

という質問に対して、金美齢氏は、間髪入れずにスパっと、

「心は折れない!」

「日本の方は、よく心が折れるなんて表現をしますが、

私は、心が折れるという表現をしたことはないし、心が折れるなんて考えたこともない。

心は折れるものじゃないんです。心が折れると考えるから折れるのです。」

激しく同感で名答です。

中国生まれ香港育ちの女性の、

「私も金美齢先生と同じように外国人で女性という立場で日本の企業で仕事をしています。

マイナスのカードを持っている状態ですが、今後どのようにすればよいでしょうか?」

という質問に対して、

「マイナスのカードをプラスのカードにすれば良いのです。

プラスのカードとして捉え、適切なときに使えば良いのです。

それには、人の和、協力者、良い仲間をつくること。

それをつくるには誠実であることです。」

これも名答ですね。素晴らしいです。

しなやかに凛とした人生を送られたレジリエンスの強い素晴らしい女性の講演を

すっかり堪能した1.5時間でした。

最後に、金美齢先生、天・地・人の話になって、

「日本は、地の利に関して、皆さん日本人の方は気づいていませんが、

世界でナンバーワンです。」とおっしゃっていました。

私も全く同感だったので、少しびっくりしました。

地の利に関して、なぜ日本が世界でナンバーワンなのか?

それは、いずれ気が向いたらブログで書こうかなと思います。

社員の心を鍛える技術!レジ離縁巣を教えます

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