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2015.3.6

過ちがないことではなく、 過ちを改めることを重んじよ。(吉田松陰)

NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」が視聴率で苦戦していますね。理由は色々考えられますが,幕末の維新の志士が好きな私にとっては残念な結果ですね。これからの盛り返しを期待したいところです。

さて,話題は変わりますが,昨年末に発注したとある商品が1月末に届いたのですが,2月中旬になって改めて商品を確認したところ,一部の商品が封入されていないことに気づきました。届いて2週間以上経って気づく方(私)が間抜けなのですが,やはり,ここはきちっと未発送を発注元にお伝えしたところ,少し遅れましたが商品が届きました。しかしながら,商品数を数えたところ,頼んだ数の半分しか届いてなかった…。

以前の異常に短気な私だったら,周囲が驚くほど切れてクレームしていたことでしょうね。レジリエンス・トレーニングでいう“批判犬”という“思い込み犬”が頭の中で吠えまくって,「この発送ミスは彼らのせいなんで,彼らは誠意をもって早急に発送すべきだ!」とか,「お金をちゃんと払っているのに,なぜこんなことになるんだ!」,「一度ならず二度も発送ミスするとはどうなってるんだ!」とか,猛烈なクレームをしていたでしょう。本当にイヤな男です。ところが,レジリエンス・トレーニングを学び,それを仕事とすることになった今は,不思議と不安感や怒りをコントロールすることができました。「まあ,こんなエラーは物販にはつきものだし,発送を担当される方も忙しい方なので,きちっとエラーを伝えれば間違いなく対応してくれるだろう。」なんて思いました。なんという心の成長!それに,先日,発送を担当された方の上司から,丁寧なお詫びのメールが届き,それでネガティブ感情は一気に解消され,「平穏」なポジティブ感情が高まってきました。

レジリエンス・トレーニングでも,会社の中の人材教育・人材育成でも,このような対応が重要と思います。失敗することを責めるよりも,失敗した後のフォロー,対応のプロセスを評価することが大事ですね。翻ると,今の学校教育現場や職場では,とにかく失敗をしない教育にフォーカスしてて,失敗するやいなやそれを責める減点評価・減点教育が蔓延しているように思います。かつて文部科学大臣も経験したことのある自民党の元総理も,ソチ五輪の浅田真央さんのSPの演技を評して「あの娘,大事なところでいつも転ぶでしょ?」なんて暴言を吐いたのも,失敗を責める文化が学校現場に根付いている証左でしょう。残念なことですね。誰も失敗したくてしているわけではないのに。

幕末に活躍した長州の志士を多数育てた吉田松陰はさすがですね。冒頭の言葉のように,弟子の過ちをあまり咎めず,過ちを改めるプロセスを評価されていたんでしょうね。中学時代の野球部の顧問の先生も,確か同じような,「エラーしたときよりも,エラーの後のフォローが大事なんで!」といったことをおっしゃっていたような。ただ先輩からはエラーした後はこっぴどく叱られましたが…

失敗は誰しもすることなので,失敗体験を引きずらず恐れない。失敗後のフォローを確実にすることが大事で,同様の失敗を繰り返さないように学習することが大事です。それはどのような状況でも同じだと思います。

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