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2020.8.31

桜の樹の下には…

皆様、こんにちは。

レジリエンストレーナー、
ポジティブ心理学コーチ
iEP認定シニアMBAエグゼクティブコーチ®の
松岡孝敬です。

いつもブログをご愛読いただき、
誠にありがとうございます。

先日、フレンチで開かれたジャズライブを
聴きに行ったとき、知人から
「ブログ、読んでいます。
とても勉強になります。」
と嬉しいお声がけをいただき、
とても恐縮してしまいました。

ついつい怠け心がもたげ、
今週くらいはブログ更新しなくても
良いかなあと思うことが度々ありますが、
愛読者がいらっしゃる限り、
今日も、頑張ってブログを書きます!

と言うわけで、今回は、
先日、出席したジャズライブのお話。
広島市安佐南区長束の坂を上った住宅街にある
民家を改装したフレンチ、桜下亭(おうかてい)
で行われました。

「桜下亭」公式ホームページ

最寄り駅の横川駅から送迎のタクシーに乗り、
住宅街の坂を上っていく様子から、
テルニスト(宮本輝のファン)の私は、
宮本輝の小説、『花の降る午後』に出てくる
フレンチレストラン、「アヴィニョン」を
想像してしまいます。

確か「アヴィニヨン」も神戸北野の坂の上に
ある小ぢんまりとしたレストランで,
車でお店までの送迎がありましたよね。

桜下亭は、その名のごとく、
お庭に素晴らしいソメイヨシノの大樹を
構えるお店です。

桜下亭のお庭の様子がわかる動画

季節柄、当然、花は咲いていませんでしたが、
お庭の素晴らしい桜を眺めていると、
ふと、梶井基次郎の『桜の樹の下には』
という短編を思い出しました。

「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」
というショッキングな文で始まる短編は、
決して耽美的退廃的な小説ではなく、
桜の美しさと生命力に畏敬を感じ、
基次郎独特の審美眼で、生命そのものを
賛美する小説ではないかと思います。

執筆時、肺結核を患っていた基次郎は、
生命に対する憧憬や嫉妬を桜の美しさへの畏敬に、
死への恐怖を、死は継続する生に貢献するという
メタファーに転換していたのかもしれません。

基次郎独特の方法で、
ネガティブ感情を生命への賛美・賞賛
というポジティブ感情に転換し、
基次郎なりのレジリエンス
発揮していたのかもしれません。

お庭をひとしきり鑑賞した後、
席に付き、ディナーコースとワインを楽しみ、
ジャズのライブを聴きました。

牧山純子さんのバイオリン、
折重由美子さんのピアノ、
前田順三さんのベースのトリオセッションで、
セッションのパートもソロパートも素晴らしく、
ジャズらしくスイングできて堪能しました。

やはり、フレンチもワインもジャズも、
オンラインではなく、ライブが最高ですよね!

お料理とライブにすっかり魅了した後、
再びお庭の桜に目を移すと、
ひときわ生命力が横溢したみずみずしいパワーを
感じました。

まさか、「桜下亭」の桜の樹の下には、本当に…

「桜下亭」のオーナーと桜を愛する関係者の
端正な手入れの賜物でしょうね。
基次郎が妄想したような、
妙なものは埋まっていないはずです。

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